S-ICDシステムとは完全な皮下植え込み型であり、心臓内にリードを留置する必要がないという点で、経静脈リードと関連する主要なリスクを排除します。S-ICDシステムは心室性不整脈が原因の高い加速性・無秩序性を持つ心調律で、突発性心停止をもたらす危険のあるものを検知し、異常な不整脈が検知された場合、S-ICDシステムは80ジュールのショックを与えて心臓の正常な調律を回復させます。
血管の中にリードが残らないのでリード交換や感染症などのリスクが減る。心臓の中にリードがないので常に心拍動にさらされる事がなく故にリード断線も少ないなどの利点があるが、ペーシング機能がないので全ての人には適用できないが、ペーシング適応のないICD適応患者(Brugada症候群、特発性心室細動)の90%以上は今後「S-ICD]に移行していくと思われます。
hitomi
※ B社のS-ICD パルスジェネレータとS-ICD リードが保険適用になったようです。