今回、セント・ジュード・メディカル様の自主回収の記事を見て、最近クラスⅠの不具合が立て続けに発生しているのが気になります。
※回収分類クラスとは
クラスⅠ:その製品の使用等が、重篤な健康被害又は死亡の原因となり得る状況をいう。
クラスⅡ:その製品の使用等が、一時的な若しくは医学的に治癒可能な健康被害の原因となる可能性がある状況又はその製品の使用等による重篤な健康被害のおそれはまず考えられない状況をいう。
クラスⅢ:その製品の使用等が、健康被害の原因となるとはまず考えられない状況をいう。
4月には同じセント・ジュード・メディカル株式会社「エリプス」が、
https://japan-icd.org/?p=1509
7月にはクラスⅡですがライフラインのSorin Group社製「プラティニウム」が、
https://japan-icd.org/?p=1693
8月には日本メドトロニック株式会社「Evera」がありました。
https://japan-icd.org/?p=1733
8月のメドトロニックの「Evera」は今回と同じ障害で電池早期消耗ですので、もしかしたら部品はどこかの工場の同じ物が使われているのでしょうか。
そう思うと、電子機器の内部は国籍を他わないグローバルな部品で出来上がっているのでしょう。不具合が発生すると一極集中がもたらす危険を感じます、怖いです。タカタのエアーバックや昨年から問題になっているリチウム電池の発火などが頭に浮かびます。
ある意味、医療機器の進歩に付いて回るリスクなのかもしれませんが、多少遅れても安全は担保してほしいと願う記事でした。
hitomi